1泊2日で四国へ。
コロナ禍で県をまたぐ移動は自粛を求められているけど、一人旅だし、会食も予定も無いし、密な場所にも行かないので、大丈夫ですよね?
今回の行程は、初日は伊予三島駅から65番の三角寺と別格霊場の椿堂を参拝して川之江駅までの山歩きコース。
もし、時間があれば、順番どおりでないけど、68番の神恵院と69番の観音寺に行ってしまおうと思います。
2日目は、豊浜駅から別格の萩原寺を通って、ロープウェイで66番の雲辺寺に登り、下りは67番の大興寺へ下山して観音寺駅まで歩くルートで計画しました。
広島を始発新幹線で出発して、岡山で始発の特急に乗り継いで伊予三島駅で下車。
ここから遍路道を65番 三角寺に向けて歩きます。
松山自動車道をくぐった先で、間違えて一つ手前の道を曲がってしまい、10分ほどのタイムロス。
戸川疎水公園で、白衣に網笠に杖の姿で、大きなリュックを担いだ青年が休憩していたので、声をかけて少し話をしました。
1番から通しで歩いているのかと訊いたら、休みを利用して区切り遍路をしているとのこと。
さて、山に向かって車道や山道をぐんぐん登って、やがて三角寺に到着。
三角寺は、いきなり山門が鐘楼になってて、鐘をついて境内に入るようになっています。
三角寺からは、椿堂に向けて、ゆるやかな下りの車道歩き。
ところどころ展望がよい場所があります。
途中、土佐街道との分岐点で、旅籠屋があったという平山地区の休憩所でパンの昼食。
さらに進んで、集落が見えてくると、やがて別格霊場の常福寺(椿堂)に到着しました。
ここからは、ひたすら国道192号を歩いて、川之江駅へ。
予定の電車より一つ前の電車に乗れたので、今日のうちに神恵院と観音寺に行けそうです。
観音寺駅に着いて、市街地を歩いて琴弾公園に近い68番 神恵院と69番 観音寺へ。
二つのお寺は一つの敷地の中にあって、まとめて納経をいただけました。
今日のミッションが終わったので、おまけで天空の鳥居に行ってみたいと思います。
アクセスを調べると、琴弾公園からシャトルバスが出ているとのこと。
琴弾公園まで歩いてキップ売り場に行くと、残念ながら今日のバス便はすべて満席ということで乗れませんでした。
仕方ないので、銭形展望台などを観光して、観音寺駅前まで歩いて、駅近くのビジネスホテルにチェックインしました。
2日目は、観音寺駅発7時過ぎの電車に乗って一駅先の豊浜駅へ。
ここから、地図を見ながら別格霊場の萩原寺へ歩きます。
このあたりは、ため池が多いですね。
別格霊場は、こじんまりしたお寺が多いけど、萩原寺は境内が広く立派でした。
続いて、雲辺寺ロープウェイ乗り場へ向けて車道歩き。汗びっしょり。
ロープウェイ駅の駐車場の隅に、謎のブルートレイン車両。
何かと思ってネットで調べると、遍路宿として利用するため、2週間前に鹿児島から移送されたとのこと。
楽しみだけど、果たして利用客いるのかなぁ・・・。
ロープウェイで登った66番 雲辺寺は、最近新築された感じのコンクリートの建物でした。
ここから歩き遍路の山道をひたすら下ります。
何人かとすれ違ったけど、お遍路さんじゃなくて、登山者ばかりでした。
赤い花(ツツジかな?)がきれいだったけど、遍路ころがしと言われるだけあって、かなりの坂道。
登りじゃなくて助かりました。
人里に下りて、さらに里道を歩いていると、なんと、昨日の歩き遍路の青年にまた出会いました。
夕べは野宿したとのこと。
若いっていいなあ。
そして、67番 大興寺に到着。
バードウォッチングをしている人が何人かいたけど、どこに鳥がいるのかよくわかりませんでした(汗)
半袖に汗まみれで納経所に入ると、お坊さんから「雲辺寺から歩かれましたか」と訊かれ、はいと答えると、次の観音寺までの道を丁寧に地図で教えてくれました。
観音寺駅へは車道を2時間半、ひたすら歩きます。
途中のコンビニでおやつを買って食べながら、自分は何のためにこんなことをしているのだろうか、とか、自分の人生は幸せだったのだろうか、などと考えながら、ただただ歩きました。
観音寺駅から、一駅ほど先の本山駅まで電車に乗って、本山駅から徒歩15分ほどの70番 本山寺へ。
五重塔が立派だけど、頭の中は、今日はたくさん歩いたので、早く靴を脱いで足を伸ばしたい、という思いだけでした。
本山駅を17時前の電車に乗り、多度津で特急に乗り換えて、岡山経由で20時前に帰宅しました。