熊本と大分を結ぶ豊後街道は、参勤交代の重要なルートだったそうです。
そして、阿蘇外輪山を越えて阿蘇のカルデラに下りるところが二重峠。
阿蘇側には加藤清正が整備したという石畳の道が残っています。
長さは約2キロで、国内最長クラスなんだそうですよ。
ここは、さすがに自転車じゃなくて、歩いてみたいところです。
当初は、豊肥線に乗って、阿蘇側から熊本方向に越えようと考えていたんだけど、熊本地震で豊肥線が不通になったので、峠の上のミルクロードに車を置いて阿蘇側の下ったところまで往復することにしました。
石畳の道を下り始めると、すぐに阿蘇の山が一望。
すばらしい眺めです。
しかし、やがて道は樹林の中へ。
途中、「文字石」という案内板がありました。
遠くの村から石畳道の工事に駆り出された農民が石に刻んだ文字なんだそうです。
が、どの石なのかよくわかりませんでした。
すぐ先には、「牛王の水」という湧き水がありました。
昔の旅人は、ここで休憩したんでしょうね。
ぐんぐん下って、下りきったところの坂下御茶屋跡で引き返しました。
所要時間は下り30分、登り45分。
昔の難所も、いま歩けばそんなにきつくもなく、気持ちのいい道でした。