高速道路の休日上限1,000円が始まってから、これまでだったら列車で行ってたか、あるいは行こうとは思わなかった場所へ、ひょいとドライブがてら行くことが増えました。
てなわけで、連休を利用して紀伊半島の熊野古道へ。
実は熊野古道って、世界遺産に登録されてから、その存在を知ったのです(滝汗)
全部を歩き通すには時間が足らないので、美味しいスポットだけつまみ食いするプランにしました。
昔の道を歩いたり、古い寺社を訪ねたりってのは好きなんですよね。
ところで、高速料金は、1,000円+大阪地区の割増し料金で1,500円程度かなと思ってたら、近畿道の前後は通算されないみたいで、片道2,700円くらいかかりました。
それでも、通常料金は11,000円くらいと思うんで、やっぱり安いですねー。
でも、自分としては、JRの特急料金が上限1,000円になる方がうれしいけど。
さて、夕方に広島をスタートして、途中大阪で宿泊。
翌朝9時前に大阪を出発したけど、道路が渋滞して田辺到着は予定よりも遅くなり、昼を過ぎてしまったので、急遽予定を変更して、歩く距離を短くします。
まずは滝尻王子から不寝王子へ。
車を置いて出発。
結構急な道を登ると、やがて大きな岩が。
ここで、奥州の豪族・藤原秀衡が子供を授かったということです。
さらに登ると不寝王子に到着。
今日はここで引き返し、駐車場に戻って、せっかくなので熊野古道館の見学と休憩。
そして、東に向かって出発。
牛馬童子は明日歩くことに変更して、今日は通過。
間中の清水に寄って、喉をうるおしました。
15時に熊野本宮大社に到着。
参拝後、歩いて大斎原(おおゆのはら)へ。
ここは、以前に本宮大社があったところで、いくつもの本殿や楼が建ち並んでいたけど、明治時代の洪水でほとんどが流されたということです。
先を急ぎます。
ぐんぐん進んで新宮市を通って那智へ。
今回の一番の目的地の大門坂。
片道はバスを使って、下りを歩くことにし、大門坂の下のバス停近くの駐車場に車を置いて、バスで熊野那智大社で下車。
そして大門坂を歩いて下ります。
大門坂という名前は、かつて登り切ったところに大きな門があったとのことです。
杉並木の中の苔むした石畳道は、とても雰囲気がいいです。
一日目の最後は、新宮市内の熊野速玉大社を参拝して、市内の浮島の森を見物して、ビジネスホテルに泊まります。
さて二日目。
今日中に広島に帰らないといけないので、ゆっくりしていられません。
昨日来た西に向かって道を引き返します。
今日のウォーキングは、牛馬童子から近露王子まで。
近露王子近くに駐車して、牛馬童子に近い道の駅まで路線バスで移動して、ウォーキング開始。
箸折峠から坂を下ると、近露の集落が見下ろせます。
近露王子は、もっとも古い王子の一つだったそうだけど、今では碑が建つのみです。
帰り、せっかくなので高原熊野神社へ寄り道。
建立されたのが新しくて、王子にはなっていないけど、現存する中辺路の建造物では最も古い社殿なんだそうです。
ここからは一気に広島を向かいますが、田辺から和歌山まで大渋滞でこの区間4時間もかかり、広島には22時過ぎに着きました。
運転は疲れたけど、またいつかゆっくり訪ねてみたい場所だと思いました。