ごま塩オヤジの全国探訪記

これまでに出かけたところを振り返ってみました。

2015年12月 飯田山と熊延鉄道跡(熊本県)

昔、南熊本駅から美里町砥用駅の間を結ぶ熊延鉄道というローカル鉄道がありました。
名前のとおり、将来は九州を横断して宮崎県の延岡まで目指す計画もあったけど、昭和39年に廃止されました。
遺構が残っているらしいので、ついでに途中の飯田山の登山と併せて訪れてみました。
車に折り畳み自転車を積んで出発。

飯田山は、熊本平野の南東にあって、熊本市街をはさんで金峰山と対峙している山です。
登山口から登るつもりだったけど、駐車する場所を探しながら「飯田山」の標識に誘われて進んで行くと、中腹の常楽寺まで来てしまいました(笑)

本堂の横の道を登って行くと、しばらくして道が急な坂とゆっくりな坂に分かれていたので、迷うことなくゆっくりな坂へ(汗)
山頂は、木が伐採されて、広い広場になっていて、熊本平野の見晴らしが抜群。 

山頂の観音さま

金峰山方面の眺め

記念撮影

帰りは急な坂を下りようと思ったけど、いきなり滑って尻もちをついたので、ゆっくりな坂へ(滝汗)

駐車場に戻って、次は佐俣の湯へ移動。
ここから、自転車で廃線跡の遺構を回ってみます。
未舗装の道をタイヤの細いクロスバイクで走るのは嫌だし、階段とかガードレールを越えたりする時は、小さくて軽い折りたたみ自転車が、ちょいと担いで歩くには便利なんですよね。

まずは八角形のトンネルの遺構へ。
落石覆いだと思うんだけど、あまり意味のないような場所にあって、ちょっと謎です。
しかも、コンクリートは比較的新しい感じがするし、ますます謎です。

八角形のトンネル前にて

トンネル反対側

線路跡

次は、津留川橋梁の遺構へ。
線路跡を利用した林道が行き止まりになっている地点から藪の中を下りて行くと、目の前に巨大な橋脚が現れます。
かなり存在感のある建造物です。

津留川橋梁の橋脚

川を渡る

近くに「恋人の聖地」という、二つの石橋の陰がハート型になるというスポットがあったので寄ってみたけど、ハート型になるのは昼間の1時間だけらしく、ハートは見ることはできませんでした。

恋人の聖地

二つの石橋

続いて、馬門橋から見える津留川の二つ目の橋梁の橋脚へ。

知らない人が見ると、何のためにある建造物なのか悩むでしょうね。

馬門橋

橋脚跡

そして終点の砥用に向かいます。
旧釈迦院駅から先は、線路跡がそのまま舗装されていて、自転車では快適な道でした。

廃線跡の道その1

廃線跡の道その2

釈迦院駅跡の民家にある駅名標

砥用駅の跡らしい場所まで走って、来た道を引き返し、佐俣の湯に入って帰りました。

昔は、こんなところにも鉄道が走っていたんですよね。
今では考えられないけど、こんな時代があったんですよね。