ごま塩オヤジの全国探訪記

これまでに出かけたところを振り返ってみました。

2020年8月 四国お遍路(88ヶ所⑧)

今回は、1泊2日で、山間部の久万町にある岩屋寺・太宝寺と、松山市内の各寺をまわります。

GoToトラベルを利用して、広島から松山まで高速船の往復と松山市内のホテルとのパックを予約。

44番の岩屋寺と45番の太宝寺には、松山を早朝出発のバスで行くことにしたので2日目にまわして、初日は松山市内の46番からレンタサイクルでまわります。

さて、広島港を7時半の始発スーパージェットに乗って松山観光港へ。

スーパージェット

呉港の艦船

松山観光港に到着

リムジンバスでJR松山駅まで行き、コインロッカーに荷物を預けて、路面電車で大街道のレンタサイクル屋へ。
なんと1日100円で借りられました(歓喜)。

松山市内を南へ1時間ほど走って、まずは別格9番の文殊院へ。
こじんまりしたお寺です。
でも、ここは、遍路の開祖と言われる衛門三郎の屋敷跡に建ってて、88ヶ所発祥の寺院とも言われているそうです。

重信橋

文殊院

ついでに、文殊院の裏手にある、衛門三郎の8人の子が祀ってあるとの伝説の八ツ塚を回ってみました。(実際は古墳群らしいですが)

高さ2~3メートルほどの小さな8つの塚が並んでいて、それぞれの塚には祠が置かれています。

八ツ塚その1

八ツ塚その2

続いて、南に進んで46番 浄瑠璃寺
綠が豊かなお寺です。

浄瑠璃寺

一休み中

ここから引き返して、ほどなく47番 八坂寺へ。
朱色の橋を渡って石段を登ると本堂。

八坂寺

ネコ住職?

衛門三郎の里

ここからは松山市内に戻ります。
北へ走って、番外霊場の札始め大師堂。
弘法大師がここで一夜を明かしたという伝えがあるそうで、衛門三郎が四国巡礼に出発して最初に札を打ったと言われています。

大師堂

重信川に架かる久谷大橋を渡り、昼食はコンビニでイートイン。

久谷大橋にて

昼食

やがて、48番 西林寺に到着。
太鼓橋を渡って境内へ入ります。

西林寺

ここから51番 石手寺までは、ほぼ直線的にお寺が並んでいるので、効率的に回れます。
伊予鉄の線路を越えて、49番 浄土寺
石段を登ったところに本堂。

浄土寺

住宅街を抜けて、坂道を上がって行くと、池のそばに50番 繁多寺
上り坂はちょっと疲れたけど、松山市街が一望で、松山城が見えました。

松山市

繁多寺

坂を下って、住宅街を進んで行くと、正面の山の上に大きな大師像が見えてきます。

大師像

石手川に架かるへんろ橋を渡ると51番 石手寺。ここも、衛門三郎にからんだ伝説があるお寺です。

へんろ橋

参道は屋根のついた道で、参拝用具や土産物の店が並んでいます。
境内の宝物館に衛門三郎の生まれ変わりの子が握っていたという石が展示されていたので、見せていただきました。

石手寺

石手寺から西に向かい、道後温泉を通って、松山城の北側を進んで、その先を北方向に行くと、市街を抜けて郊外へ。

日切大師

山裾に沿って進んで行くと、52番 太山寺の一の門。
自転車を置いて、境内を歩いて二の門、三ノ門と進んで本堂へ。
広いお寺でした。

一の門

太山寺

太山寺をあとにして、今日の最後のお寺に向かいます。
途中の公民館に、接待所という幟があって、呼び込みをしていたので、ちょっと寄ってお接待を受けました。
アイスやスイカもついてて、なかなかなものでした。
老人クラブが運営されてるようです。
あまり時間もないので、少しだけ話をして、お礼を言って、次へ急ぎます。

お接待

17時直前に、53番 圓明寺に到着。
何とか納経をいただける時間に間に合いました。
このお寺は、江戸時代、隠れキリシタンを守ったんだそうです。

圓明寺

キリシタン灯籠

参拝が終わって、松山市内に向けて自転車を走らせて、レンタサイクル屋に自転車を返却。

松山市内への道

近くの居酒屋のような店に入って、松山の鯛飯を。
宇和島のとは違ってますが、これも美味しい。

松山駅前のホテルにチェックインして、路面電車道後温泉に入りに行きました。

鯛飯

坊ちゃん列車

道後温泉

翌日は、松山駅7時前の始発バスで久万高原へ。
JR四国バスの一日乗車券を使って安く行けました。

ここで、休日に2便だけ運行している石鎚山行きバスに乗り換え、岩屋寺バス停で下車。

石鎚山行きバス

岩屋寺入口

石段を約20分登って43番 岩屋寺
昔、石鎚山登山の帰りに立ち寄ったことがあるけど、まさか遍路でまた来るとは思いませんでした。

石段

石仏

岩壁の真下に本堂
本堂横の岩壁にあいた穴に梯子で登れるようになっているけと、怖いてところは当然パス。

本堂と岩屋

大師堂

仁王門は、歩き遍路の入口になっています。
ここからは、遍路道を歩いて大寶寺へ向かいます。
しばらく進むと、岩屋寺の修行の場「せり割り行場」の入口。

石段の道

行場入口

こんな道を通ります

石鎚山方面?

しばらく樹間の登りが続いて、やがて八丁坂の頂上に到着。

八丁坂茶店

休憩

ここからは難所の八丁坂。
大寶寺からの登りは大変な胸突き八丁だけど、大寶寺へは楽々の下りです。

振り向けばこんな道

八丁坂を下りると、日差しが強い平坦な道になりました。
ここで、帽子がないことに気づきました。
バスの中か、お寺の中か、休憩場所のどこかで置き忘れたみたい。
ここまで下りて取りに戻るのは無理なので、もう大失敗です(泣)

県道12号に出て、ひたすら西へ。
途中、自動販売機を見つけるたびに水分補給。

エンマ堂?

オニユリ

目的地までもう少し

休憩所

あまりに暑いので、峠御堂の山越えはすみません、パスしてトンネルを歩きます。
が、歩道がなくて怖かったです。

峠御堂トンネル

長いトンネルをやっと抜けたと思ったら、大寶寺への道が、なんと通行止め。
だいぶ遠回りをさせられました。

通行止め

大寶寺に参拝して、13時に久万高原バス停に到着。
次のバスは、久万高原発15時20分までないのです。
食事をして、道の駅をブラブラしたりして時間をつぶしました。

大寶寺

ラーメン屋

バス車窓からの松山平野

松山駅に16時半に着いて、リムジンバスで観光港へ行き、18時のスーパージェットで広島へ帰りました。
ものすごく日焼けしてしまいました。

松山観光港