大仏鉄道は、現在の関西線の加茂駅と奈良の間を山越えで結んでいた鉄道で、文字どおり奈良の大仏(東大寺)の近くに駅があり、大仏への参詣客も多かったそうです。
しかし、やがて木津経由の平坦な路線が開通したため、明治時代のわずか9年間だけ営業して廃止されました。
まだ鉄道黎明期だったので、その時の状況で着工し、将来の見通しとかわからなかったんでしょうね。
他にも京都・奈良あたりは路線の変遷が複雑なので、面白そうなところです。
で、大阪で時間があったので、以前から候補に考えていた大仏鉄道の廃線跡を歩いてみました。
スタートはJR加茂駅。



駅からすぐの線路脇にSLが静態保存されていたけど、大仏鉄道を走っていたものではありません。

「遺構めぐりマップ」を見ながら歩いたけど、マップは道路がかなり省略されていて、マップだけではとても歩けない感じなんだけど、現地では標識がしっかりしていたので助かりました。


このあたりまでは関西線にほぼ並走しているけど、この先は単独の山越え区間になります。
この路線は築堤の区間が多かったようで、道路をまたぐ鉄道橋の橋台や、築堤の下をくぐる道や水路のトンネルが数多く残っています。




景色は、田園地帯から都市近郊地帯に変わります。
鉄道線路の跡は、道路に転用されたりしていて、線路跡を歩ける区間はほとんどありません。
戦後に廃止された路線と違って、ここは廃止後110年も経過しているので、仕方がないのかもしれません。
やがて市街地に入り、大仏駅跡の大仏鉄道記念公園に。

ここからは、興福寺に寄ってJR奈良駅に向かったけど、大仏駅と言いながら、東大寺の大仏までは結構距離があって、現在の近鉄奈良駅よりほんの少し近いかなという程度だと思います。

大阪まで戻って、梅田周辺の高層ビルの展望台めぐりをして、広島に帰りました。



