ごま塩オヤジの全国探訪記

これまでに出かけたところを振り返ってみました。

2014年12月 熊野古道②

熊野古道伊勢路のハイライト部分とも言われる峠道を歩いてみました。
青春18キップで名古屋を朝7時前の電車で出発。

名古屋駅

多気で乗り換えて、やがて列車は山の中へ。

国鉄色の車両に遭遇

山越えの鉄路

途中の紀伊長島では停車時間に途中下車して、町を散策。
この地域ではマンボウを食べる風習があるのか、マンボウ料理を出す店がありました。

紀伊長島

駅近くの通りの謎のオブジェ

JR紀勢線相賀駅からスタートし、尾鷲を目指します。
町並みを通って国道に出て、道の駅で土産物を見物。

相賀駅

古道入口には大きな案内看板があって、いきなり石畳の登り道が始まります。。

馬越峠入口

石畳の道その1

石畳の道その2

敷石の大きさも不揃いで、あまりきれいな石畳ではないけど、重機もない時代によくこれだけの道を作ったものだと思います。

しかも、このあたりは有数の多雨地帯。
「洗い越し」という排水溝などの工夫がされているそうです。

一里塚跡(案内板のみ)

樹林の中で、ほとんど展望のない道を進んで行くと、やがて馬越峠に到着。
昔、ここには茶屋があったらしく、また、ここは天狗倉山と便石山への登山道との十字路になっています。

茶屋跡の説明板

十字路

せっかくなので、天狗倉山へ寄り道。
海のそばにあるわりに意外と高くて、標高は522メートル。

熊野古道馬越峠から、標識に従って登山道に入り、30分ほどの登り。
山頂は狭く、しかも登山者が多くて、座る場所がありませんが、尾鷲市街の展望がいいですね。

山頂にて

尾鷲市

山頂の横に大きな岩があって、高さ5メートルくらいをハシゴで登るようになっています。
岩の上には30人くらいの団体が。
ここからは、北側の展望が開けて、大台ヶ原方面の山並みが見えました。

大きな岩

景色を見てるうちに、団体が一人ずつハシゴを降り始めました。
怖がる人も多くて、全員が降りるまでかなり待たされた上、なかなか自分のペースで降りられません。

馬越峠に戻り、ここからは下りの石畳道。
途中、尾鷲の町並みが見える展望台が整備されていました。
峠より北側は、森の中を歩くちょっと暗い雰囲気だったけど、南側は明るい雰囲気でした。

やがて馬越公園に到着し、石畳の道は終わり。
でも、このコース、最初から最後までほとんど石畳の道で歩きやすく、とってもいい雰囲気でした。

帰りの列車まで1時間半ほど時間があったので、尾鷲神社、金剛寺、魚市場など、尾鷲の町並みを歩いてみました。

尾鷲神社の大楠

金剛寺

魚市場から

営業している銭湯があったのにはビックリ。
お魚センターで、帰りの列車内で食べる寿司と丼を買って、尾鷲駅に向かいました。

寿司