熊野古道・伊勢路のハイライト部分とも言われる峠道を歩いてみました。
青春18キップで名古屋を朝7時前の電車で出発。
多気で乗り換えて、やがて列車は山の中へ。
途中の紀伊長島では停車時間に途中下車して、町を散策。
この地域ではマンボウを食べる風習があるのか、マンボウ料理を出す店がありました。
JR紀勢線相賀駅からスタートし、尾鷲を目指します。
町並みを通って国道に出て、道の駅で土産物を見物。
古道入口には大きな案内看板があって、いきなり石畳の登り道が始まります。。
敷石の大きさも不揃いで、あまりきれいな石畳ではないけど、重機もない時代によくこれだけの道を作ったものだと思います。
しかも、このあたりは有数の多雨地帯。
「洗い越し」という排水溝などの工夫がされているそうです。
樹林の中で、ほとんど展望のない道を進んで行くと、やがて馬越峠に到着。
昔、ここには茶屋があったらしく、また、ここは天狗倉山と便石山への登山道との十字路になっています。
せっかくなので、天狗倉山へ寄り道。
海のそばにあるわりに意外と高くて、標高は522メートル。
熊野古道の馬越峠から、標識に従って登山道に入り、30分ほどの登り。
山頂は狭く、しかも登山者が多くて、座る場所がありませんが、尾鷲市街の展望がいいですね。
山頂の横に大きな岩があって、高さ5メートルくらいをハシゴで登るようになっています。
岩の上には30人くらいの団体が。
ここからは、北側の展望が開けて、大台ヶ原方面の山並みが見えました。
景色を見てるうちに、団体が一人ずつハシゴを降り始めました。
怖がる人も多くて、全員が降りるまでかなり待たされた上、なかなか自分のペースで降りられません。
馬越峠に戻り、ここからは下りの石畳道。
途中、尾鷲の町並みが見える展望台が整備されていました。
峠より北側は、森の中を歩くちょっと暗い雰囲気だったけど、南側は明るい雰囲気でした。
やがて馬越公園に到着し、石畳の道は終わり。
でも、このコース、最初から最後までほとんど石畳の道で歩きやすく、とってもいい雰囲気でした。
帰りの列車まで1時間半ほど時間があったので、尾鷲神社、金剛寺、魚市場など、尾鷲の町並みを歩いてみました。
営業している銭湯があったのにはビックリ。
お魚センターで、帰りの列車内で食べる寿司と丼を買って、尾鷲駅に向かいました。