色々思うところがあって、前から考えていた四国88カ所めぐりを実行することにしました。
車で回る人がほとんどらしいけど、それではおもしろくないし、自転車や街道歩きが好きな自分としては、車での移動はなるべく避けたいところ。
しかし、週末しか時間が取れないので、効率も考えて、妥協点をみつけて計画することにしました。
とりあえず初日は日帰りで、JRで最寄り駅まで行って、そこからは折りたたみ自転車で移動ということで計画しました。
まずは必要なアイテムを揃えなきゃいけないし、参拝の勝手もわからないので、1カ所どのくらい時間がかかるのかわからない。
ということで、1番札所から始めて、あとは時間を見ながら行けるところまで、という予定で出発しました。
広島を始発新幹線で出発し、岡山、高松で乗り換えて、JR池谷駅からスタート。
池谷駅から遍路道を西へ約3キロ走ると、意外とあっという間に1番札所・霊山寺に到着。
駐車場の横に自転車を置いて売店へ。
お店のおばさんが必要なものを丁寧に教えてくれました。
納札のい事もここで記入。
そしていよいよ参拝。
参拝者がたくさんいたので、見よう見まねで何とかなりました。
境内から出ると、さっそくお接待の缶ジュースいただきました。
2番札所・極楽寺へは、遍路道を走るつもりだったのに、つい、目の前にある広い県道を走ってしまいました。
西へ1~2キロほどであっけなく到着。
1番札所で要領がわかったので、スムーズに参拝できました。
3番札所・金泉寺へは県道に平行している遍路道を走行。
道は狭いけど車は少なくて、所々に標識もあり、走りやすくて快適です。
しかし、3番札所の入口を見過ごして通り過ぎてしまい、少し引き返すはめに。
お寺に着いて、邪魔にならない場所に自転車を置いて、門をくぐろうとしたら、アジア系外国人グループが、「ピクチャー・・・」と呼びかけてくるので、シャッターを押してあげました。
白衣を着て杖も持ってるし、お遍路さんなんですね。
境内は広々として明るい感じ。
弘法大師が井戸を掘ると水が湧き出して水不足が解消したというのが寺の名前の由来だそうです。
そろそろお昼にしたいけど、もう少しがんばって遍路道を4番札所・大日寺へ向かいます。
川に出たところで右岸を上流へ向かい、徳島自動車道をくぐったところからは登り坂。
でも、自転車を押して歩くほどではなく、歩き遍路している人を追い越して、お寺に到着。
駐輪場があったので、置き場所を探さなくてよくて助かりました。
小さな橋を渡って山門へ。
登ってきた道を引き返して5番札所・地蔵寺へ。
下り坂は楽ですね。
山門の前のテントでは地元の特産品や手作り食品などを売っていました。
かなりお腹が減ってきたので遍路道を離れて県道を走って、セルフうどん屋に。
うどん屋を出て、交差点で信号待ちをしていると、地元の人に「お遍路ですか?」と呼び止められて、「そうです!」って答えたら、「これを持ってってください」と、手作りのお守りをいただきました。ありがとうございます。
6番札所・安楽寺では、境内でお茶&コーヒー&お菓子&お守りの接待を受けました。ありがとうございます。
次の7番札所・十楽寺までは1キロほどなので、地図も確かめずに走っていたら、また行き過ぎてしまい、少し戻るはめに。
中国風の朱色の山門が印象的です。
ここで夕方までの時間配分を計算。
まだまだ行けそうなんだけど、日没までに駅に戻りたいことと、帰りに高松で友人と夕食を予定していることも考えて、今日はあと1カ所だけにします。
8番札所・熊谷寺へは県道を走り、徳島道のインターの横から広域農道の登り坂を進んで到着。
大きな仁王門をくぐると、境内にはテープのお経が流れていました。
広いお寺で、本堂はちょっと歩いて階段を上がり、大師堂は本堂からさらに階段を登らされます。
納経所の入口にウォータークーラーがあったので、水をがぶ飲み。
時刻は16時過ぎ。
今日はここまでにして、ここから板野駅まで戻ります。
県道をひたすら東へ走って、途中のコンビニでアイス休憩。
板野駅に着いて、列車の時刻を調べると、なんと3分後に高松行き特急が。
大至急で自転車を折りたたんで、カバーをかぶせていたら、特急列車が入ってきて、あっという間に発車してしまいました。
アイス食べなきゃ間に合ってました(泣)
高松で途中下車し、友人に一鶴に連れて行ってもらい、23時に帰宅。
内容の濃い一日でした。