今回は東予地区の別格霊場の11番から13番まで回ります。
ついでに、別子銅山鉄道廃線跡にも行ってみようと思います。
日帰りは難しいので、広島を18時30分発の最終高速バスで今治駅へ。
そこから特急列車で壬生川へ行き、駅から10分ほど歩いたビジネスホテルに宿泊。
10番と11番の最寄り駅は壬生川駅。
でも、歩いて回ると時間がかかり過ぎるし、レンタサイクルは無いしで、バスの時刻を色々調べてみたところ、便数が少ない中、かろうじて朝8時前に11番へ行くバスがあることを発見。
でも、そのあと12番へ行くのと壬生川駅に戻るのは歩くしかありません。
で、バスは10人乗りくらいのマイクロバス。
生木前バス停で下車すると、バス停からすぐに11番 生木地蔵(正善寺)。
まず目についたのが、楠の大木に大師様が地蔵を掘ったとされる木。
木は台風で倒れてしまったけど、地蔵は無事で、今は本堂に安置してあるとのこと。
山門などは無く、こじんまりとしたお寺でした。
続いて田園地帯の道を歩いて10番に向かいます。
途中からはゆるやかな登りになります。
そして、遍路道は車道と分かれて山の中へ。
10番 興隆寺に到着。
参拝者用の駐車場が異様に広いので不思議に思ったら、ここは「もみじの寺」と呼ばれていて、紅葉の時期には観光客や参拝客、写真家がたくさん訪れるんだそうです。
立派な山門があり、その先も長い石段が続き、境内は広いです。
さて、ここからは約8キロの道を丹生川駅まで歩きます。
お寺から2キロほどの先にはバス停があるんだけど、次のバスを待つより歩いた方が早く着くんですよね。
伊予土居駅で下りて、遍路道の旧道を西へ歩きます。
途中、歩き遍路の若者とすれ違ったので、挨拶を交わしました。
10分ちょっとで12番 延命寺に到着。
大きな木が展示してあり、昔、大師が植えられたと伝えられる松だけど、枯れてしまったあとも保存されているとのこと。
大師堂が納経所になっています。
お坊さんに声をかけられたので少し話をしたら、昨日も広島からの人がお参りされたとのこと。
納経所を出て、写真を撮っていると、さっきのお坊さんが追いかけてきて、「ぜひ見てください」と、木の説明をしてくれました。
伊予土居駅に戻って、列車で新居浜駅へ移動。
今治発の高速バスの時間までを使って、レンタサイクルで住友別子銅山鉄道廃線跡サイクリング道を走ります。
新居浜駅からまず北西に向かい、鉱山鉄道と新居浜駅との連絡線をたどります。
廃線跡は走りやすいサイクリング道コースになっています。
やがてサイクリング道は終わり、一般道路を廃線跡に沿って走ります。
廃線跡は道路や工場に消えて行き、跡をたどれなくなったので、引き返して、新居浜駅からの連絡線と分かれて銅山方面に向かう廃線跡を走ります。
この廃線跡も遊歩道になっています。
四国山脈の山々が屏風のようにそびえています。
自転車道を歩いている人に、石鎚山はどれか尋ねてみたけど、わからないとのこと。
あんまり関心ないのかな。
別子銅山記念館の前で廃線跡の自転車道は終わり。
せっかくなので、もう少し、マイントピア方向へ川の左岸の細い道を走ってみます。
鉄道は道の山側、ちょっと高いところを走っていたようです。
ちょっと線路跡に登ってみました。
さすがにレールは撤去されてたけど、管理されているのか、荒れていません。
マイントピアまで行きたいところだけど、帰りのバスの時間から逆算すると、そろそろ限界なので、引き返します。
列車で今治駅へ。
例によって鯛飯を買って食べて、18時過ぎの高速バスで広島に戻りました。