古文の教科書に、「春すぎて 夏きたるらし 白妙の 衣ほしたり 天の香具山」という和歌がありました。
万葉集にも詠まれている、歴史ある大和三山。
頂上とか一体どうなっているのか気になりますよね。
イベントで大阪に行くついでがあったので、訪ねてみることにしました。
熊本駅を朝8時の新幹線で新大阪へ。
午後、近鉄の大和八木駅をスタートして、三山を巡って橿原神宮前駅まで歩いてみました。
大和八木駅から東へ約1キロ歩くと耳成山の登山口。
登山道には特段の仕掛けはなく、普通の里山な感じ。
中腹に神社がありましたが、頂上には特段のすごいものはなく、しかも展望はほとんどなく、ちょっと期待外れな感じでした。
下山して南へ。
広い藤原京跡を横切って進みます。
ここは平城京の一つ前の都。
三山の中央に位置していて、三山がほぼ等距離に見渡せます。
藤原京跡を過ぎてから東へ進み、香久山へ。
この山は、丘みたいななだらかな形で、三山の中では一番山らしくない山です。
少し急な山道を登ると、あっという間に山頂に到着。
山頂近くに神社があって、少しだけ展望がありました。
下山して西へ。
藤原京朱雀大路跡の前を通って、近鉄の線路を渡ると、畝傍山の麓に神武天皇陵があります。
さすがに初代天皇の墓だけあって、立派な参道?が続いています。
畝傍山の山腹をぐるっと左に回って、次は安寧天皇陵へ。
三代目の天皇ですね。
ジンム、スイゼイ、アンネイ、イトク、コウショウ、コウアン、コウレイ、コウゲン、カイカ、スジン、スイニン、ケイコウ、セイム、チュウアイ・・・でしたっけ。
ここまでは覚えてます(笑)
さて、最後の山へは、麓の畝火山口神社から登ります。
畝傍山は三山でもっとも高いけど、それでも標高199m。
金剛山方面かな、少し展望がありました。
橿原神宮の裏に下山。
参拝して、橿原神宮前駅から電車に乗りました。
三山だけでなく、途中に史跡など色々巡ることができて、なかなか楽しい山旅でした。