88カ所巡礼4度目。
今回は室戸岬を通り抜けます。
前から考えてたとおり、徳島県側の鉄道の終点から高知県側の鉄道の終点まで、折り畳み自転車で走ります。
前夜、広島を出て、最終の特急で徳島に入り、駅前のホテルに泊。
翌朝は始発列車に乗って甲浦まで行くけど、日和佐から南は初乗車なのでワクワクします(笑)
さて、徳島から牟岐線始発の海部行きに乗車。
1両だけど、対向してくる上り列車は2両。
笠に杖のお遍路さんが2人乗ってました。
どこに行くのかな。
阿南でかなりの乗客が下車。
カーブが少ないのか、快調にスピードを出してますね。
しかし、トンネルの中はすごい音がします。
海部駅で阿佐海岸鉄道に乗り換え。
中間駅は一つだけの短い路線です。
乗客は自分を含めて3人。
線路はトンネルでまっすぐ貫いている感じでした。
甲浦駅に到着して、自転車を組み立てて出発。
珍しくヘルメットと手袋を装着。
国道55号線を南へ。
左に太平洋を見ながらのサイクリングはすごく気持ちいいです。
交通量も少なめだし。
途中、歩き遍路の人を10人くらい追い抜きました。
この区間は長いけど、皆さんがんばってください。
室戸岬に近づくにつれ、海洋深層水の施設が目立ってきます。
出発して約3時間半。
右手に大きな大師像が見えて、間もなく室戸岬に到着。
駐車場に自転車を置いて、灯台へ20分という標識に従って山へ向けて歩いて登ります。
登り切ったところが24番 最御崎寺(ほつみさきじ)の仁王門。
境内には土俵がありました。
室戸岬は10年くらい前にドライブで来たけど、その時はまさか巡礼で来るとは思わなかったなあ。
さて、納経を済ませて、室戸岬灯台に寄ってから岬に下りて再び自転車で西を目指します。
すぐの海の駅で、鰹のタタキ定食の昼食。
厚切りで美味しかったです。
快適なシーサイドの道を走ると、ほどなく室戸市街。
標識に従って旧道に入って、25番 津照寺(しんしょうじ)に到着。
自転車を置く場所が無いので、ちょっと離れた民家の横にこっそり置かせてもらいました。
駐車場だけじゃなくて、駐輪場も作ってほしいけど、自転車で来る人ってほとんどいないよね。
お寺は、町の中の小さな山の上にあって、石段を登っていきます。
こじんまりとしたお寺で、本堂も大師堂も新しいですね。
後ろを振り向くと、町並みや海が見えました。
25番を出て、さらに西へ。
金剛頂寺は標高120メートルほどの高台にあるので、自転車を置いて歩いて登ろうと思ってたんだけど、車道もそんなに急じゃなさそうなので、自転車でそのまま車道を走って行くことにしました。
が、やっぱり急で、結局自転車を押して歩くはめになっちゃいました(泣)
暑くて汗が流れ出てきます。
やっと駐車場に着いて、駐車場の端に自転車を置いて、白衣を羽織って境内に向かうと、さらに長い石段が待っていました(号泣)
汗がポタポタ落ちる中、ハアハア言いながら一段ずつ登るしかないです。
修行を通り越して、まるで地獄の責め苦みたいです。
が、お寺に着いて大師さまの像を見ると、そんな気持ちは消えて、ありがとうございますと、感謝の気持ちになります。
さて、帰り、下り坂をぐんぐん走っている途中、大型バスが3台も登ってきました。
バスが到着する前に参拝が終わってよかったです。
国道55号線に出て、ひたすら西へ。
途中、いい感じの古い通りが見えたので、そちらへ寄り道。
吉良川というところで、伝統的建造物保存地区に指定されているみたい。
暑くて自販機のジュースばっかり飲みながらも、予定より1時間早く、ゴールの奈半利駅に到着。
自転車を畳んで、土佐くろしお鉄道ごめんなはり線に乗車。
ここも初乗車です。
ほとんど高架なので、町並みや海がよく見えますね。
町の中には津波避難タワーがあちこちに。