「東海の産業遺産」という本に、四日市の臨港鉄道に「末広橋梁」という日本最古の可動橋があると載っていたので、行ってみました。
JR四日市駅で下車して南へ。
港に伸びる線路沿いに歩いていくと、ほどなく線路の前に跳ね上がった橋が見えてきました。
九州・筑後川の可動橋は橋桁が上下する方式でしたが、ここは橋桁を跳ね上げる方式です。
平行する道路橋も、どうやら可動橋みたいで、橋の前後に信号機があって、橋の中央に詰所がありました。
鉄道橋の方は、列車が通る時以外は跳ね上げてありますが、道路橋の方は船が通るときに跳ね上げる感じです。
列車が来るまで時間があるので、この貨物線を歩いてみました。
さすがに工場内は入れないので手前まで。
列車が来る時間が近づいたので、橋に引き返し、橋の近くで待機していると、やがてサイレンが鳴って、ゆっくりと橋桁が下りてきました。
それからしばらくして、貨物列車がゆっくり通過。
しかし、列車が通るたびに人手で橋の上げ下げをしなければいけないし、橋の保守にもお金がかかりそうだし、維持するのもたいへんな気がしました。